詰め換えインクは使い捨てだったインクジェットプリンタカートリッジを詰め替えて再利用する、環境にやさしい製品です。

トラブルシューティング

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確認しましょう

〇印刷がおかしい
詰め替えた色が出ない、カスれる、スジが入る。

  • 現象
    • 詰め替えた色がまったく印刷されない。
    • 詰め替えた色が徐々にカスれてくる。
    • 詰め替えた色に白いスジが入ったように印刷される。
    • 印刷したら色味が変または違う。

〇インクが漏れてくる。
カートリッジからインクが漏れてきて止まらない。

  • 現象 
    • 詰め替え作業中にインク供給口または空気の通路から漏れてくる。
    • 詰め替えた後にインク供給口から漏れてくる。
    • プリンタに取り付けて印刷中に紙の上にインクが落ちてくる。
このような時には、詰め替えたカートリッジ自体の確認と、詰め替え方法(手順・道具の使い方など)をもう一度確認をします。
 詰め替えたカートリッジの確認をします。 


① カートリッジは互換品や再生品ではなく純正品でしょうか?
② カートリッジは詰替えるまで順調に印刷していたでしょうか?
③ 他の詰め替えをしていないカートリッジでしょうか?
④ カートリッジの詰め替えは何回目でしょうか?
⑤ プリンタに取り付けられていたカートリッジを出して、すぐに詰め替えたものでしょうか?

説 明 内 容

① カートリッジは互換品や再生品ではなく純正品でしょうか?

詰め替えインクは純正カートリッジ又は指定の詰替え可能カートリッジに対応した詰め替え方式ですので、それ以外のものではカートリッジの仕組みやインクが違うためインク漏れや印字不良、目詰まりといったトラブルが発生する確率が高くなります。

また、その影響でノズル異常となりプリントヘッド故障となる恐れがあります。

仕組みが違う:フェルト(インクを保持したり流量を調整しているインク吸収体)の材質が異質だったり、代用品(スポンジなど)が使用されている。本体も違う構造で作られている。(特許の制限やコストをかけないため)

インクが違う構成成分が違うため混合されてしまうとインクの性質が変化する可能性があります。

リサイクルカートリッジ:すでカートリッジが劣化していて詰替えても正常な印刷ができない。

対応:基本的にパッケージや取扱説明書に記載されている純正カートリッジか指定カートリッジ以外には対応しておりませんので、既に詰め替えた場合に生じた不具合を解消するのは困難です。


② カートリッジは詰め替えるまで順調に印刷ていたでしょうか?

目詰まりや、ノズルチェックで印字欠けしていたカートリッジを詰め替えても同じ現象となります。

できれば詰替え前にノズルチェックパターンなどで確認してから詰め替えて下さい。

対応:クリーニングで解消しない場合は使用を中止してください。新しいカートリッジをお買い求めのうえ、お使いになることをお勧めします。


③ 他の詰め替えをしていないカートリッジでしょうか?

他社の詰め替えを先にしていたカートリッジに詰め替えをした場合、詰め替えインクの治具や道具、方式などが違うため良い結果とならないことがあります。
そのような状態で使用るとプリンタ本体やプリンタヘッドが故障することがあります。インクについても前記と同様です。

対応:プリンタ本体やプリンタヘッドなどの故障となる前に、使用を中止してください。新しいカートリッジに交換して、インクを使い切ってから詰め替えをしてお使い下さい。

④ カートリッジの詰め替えは何回目でしょうか?

1回目の詰め替えで首記の不具合が発生することはまれで、回数が多くなるほどカートリッジは劣化して行きます。
カートリッジの詰め替えには限度があり、取扱説明書に記載の推奨する回数を超えないようにすることが重要です。

カートリッジの劣化:カートリッジの中にはフェルトのインク吸収
体があり、詰め替えをするとインクとともにここに空気が入り込みますので、フェルトの吸収力が段々落ちて劣化します。

空気の泡も発生しインクの流れが低下する原因にもなります。

このような状態になるとインクが出過ぎる、あるいは反対にインクが出ないといった病状になって、印刷結果として色が出ない、おかしい、カスれるといった不具合となります。(リサイクルカートリッジによくあります。)

対応:故障となる前に使用を中止して、新しいカートリッジへの交換をお勧めします。

⑤ プリンタに取り付けられていたカートリッジを出して、すぐに詰め替えたものでしょうか?

つめ替えはカートリッジをプリンタから外してすぐに詰め替えることをお勧めします。

プリンタから取り出して長時間放置されていたカートリッジを詰め替えても、正常に印刷できない場合があります。
これは、時間が経つほど中のフェルトが劣化したり、インク供給口のインクが乾燥により固まったりして、カートリッジのコンディション悪化するからです。

このようなカートリッジを使用して詰め替えても効果はあまり期待できません。

対応:プリンタは時々メンテナスのためテスト印刷してみることをお勧めします。(乾燥でインクが固まったりすると回復は難しくなります。)

上記事項のすべてに問題がない場合はカートリッジは正常と思われます。
詰め替え方法の手順や道具の使い方法の確認が必要です。

Q&A一口メモもご参照下さい

キヤノンBCI-カートリッジの詰め替えインク

こんなときご確認ください対    処
注入後カートリッジからインクが漏れている。注入口キャップがしっかり取り付けられていますか?止まらない場合、カートリッジが壊れていますので新しいものと交換してください。
注入口キャップがしっかり塞がっているにもかかわらず漏れるインクの入れすぎの可能性があります。新聞紙などの上のインクの出口を下にし、インクが漏れなくなるまで放置してください。カートリッジが劣化している場合は止まりませんので交換してください。
文字がかすれる。印字されない。色合いがおかしい。劣化したカートリッジを使用していませんか?カートリッジは再利用回数が多くなるごとにスポンジが劣化し、保水力がなくなります。再利用回数を確認の上新しいカートリッジに交換してください。また長期間放置されたカートリッジも劣化がすすみます。
インクによる、印字ヘッドの汚れが考えられます。プリンタの説明書に従ってカートリッジホルダー(印字ヘッド)を取外し、印字ヘッドの周りがインクで汚れているかどうかご確認下さい。汚れていたら、ティッシュ等で印字ヘッドに傷をつけないように、印字ヘッドの周りの汚れを綺麗にふき取ってください。まったく汚れていない場合は、インクが出ていない可能性があります。①色の出ていないカートリッジを外し、インク出口のスポンジの中央が白っぽくなっていたら新しいカートリッジと交換してください。②色の出ていないカートリッジを外し、ホルダー内のカートリッジのインク出口と接触していた部分(銀色の丸い所)にストローなどで空気を送り込み、インクを印字ヘッドから出すことによって詰まりを取り除きます。その後印字ヘッドのクリーニングとセルフテストを行ってください。
色合いがおかしい。上記の対処を行って、なおかつ色合いがおかしい場合、ソフトや用紙選択、プリンターの設定をご確認ください。高精細の写真等、再利用のカートリッジでは表現できないものもあります。スポンジの劣化により保水力が落ち、細かいドットを表現できません。画素数を少なくしたり、印刷の調整を行ってください。
インクが衣類や皮膚に付着した。衣類に付着すると、完全にはとれません。付着による人体への影響はありません。すぐに石鹸やお湯で洗ってください。目に入った場合は至急水で洗い流してください。
インクを誤って飲んだ直ちに本品を持参の上、医師の診断を受けてください。

Q&A一口メモもご参照下さい

症 状確認事項処 置
つめ替え作業中インクの漏れが止まらない。先に他社のつめ替えインクでつめ替えを行っていませんか?つめ替え方法やつめ替え器具の形状が違いますので、回復出来ない場合があります。印刷不良や思わぬ事故などの原因となりますので、必ず最初から本製品でつめ替えて、本書に記載されていること以外は行わないでください。
注入中にインク供給口からインクが漏れてくる。インク供給口キャップの取り付け方が傾いたり、すき間が開いていたりしていませんか?キャップを回して、ねじ込むように押し込み直してください。
注入口プラグをした後にインクが漏れてくるインク供給口からインクが漏れていませんか?プラグの差し込み方を確認してください。インク供給口キャップを付け直して、再度差し込み直してください。
余分なインクが残っている可能性があります。カートリッジをペーパータオルなどの上に置いて、再度余分なインクを除いてください。
印刷の時つめ替えた色のインクが出ない。カートリッジが正常に取り付けられているか確認してくださいカートリッジが浮き上がった状態ではインクが供給出来ません。固定用つまみがカチッと音がするまで入れ直してください。
インク供給口からインクが漏れていませんか?余分なインクが残っているかインクの入れ過ぎの可能性があります。余分なインクを除く作業を再度行ってください。
印刷にかすれやスジが入る。または、途中で途切れる。カートリッジを確認してください互換カートリッジや再生カートリッジを使っていませんか?純正品以外は対応しておりません。
長期間使用していない。または、外してあったカートリッジではありませんか?インク供給口や空気の通路をカバーしないで放置されたカートリッジをつめ替えても、残っていたインクの乾燥や部材劣化により正常な印刷刷が出来ない可能性があります。つめ替える前に必ず印字出来るか確認してください。
他社のつめ替えインクと併用していませか?純正互換インクなので、併用した場合インクのかすれや出なくなる恐れがあります。
つめ替え回数が多くなっていませんか?つめ替え回数が多くなると(3回までが目安)カートリッジのフェルトの中に空気の泡が発生し。インクの流れが悪くなり、かすれや途切れやすくなります。新しいカートリッジと交換をお勧めします。
色合いがおかしい。ノズルチェックをして、出力した色を確認してください。当社オリジナルインクを使用しており、同等の色合いに調整していますが、若干の色の差異が生じる場合があります。
他社のつめ替えインクと併用していませか?併用した場合、色が変わる恐れがあります。必ず純正品からつめ替えてください。
用紙のインクが乾いていますか?インクは印刷してから乾くまで時間がかかり、その間色合いは変化していきます。用紙により差がありますが、少なくとも30分以上経過してから確認してください。
使った用紙や印刷設定が変わっていませんか?使う用紙が変わると色合いが違って印刷されます。同じ用紙とそれに合った印刷の設定にしてください。
残量検知機能解除操作について残量検知機能解除操作が必要なプリンタかどうかわからない。プリンタにカートリッジを入れた時に、赤色のLEDランプが点灯する機種かどうか、確認してください。BCI-9BKまたはBCI-7eシリーズの新品カートリッジを取り付けた時に LED(発光ダイオード)が赤く点灯するプリンタは、残量検知機能解除の操作が必要です。点灯しないプリンタはこの作業は必要なく、そのままつめ替えたカートリッジを取り付けて印刷出来ます
残量検知機能解除の画面表示が現れない。つめ替えたカートリッジを取り付けた後は、しばらくは解除の画面表示は現れませんが、印刷は可能です。解除の画面表示が現れるタイミングはお使いの状況により異なり、印刷量に比例して、多いほど早く現れます。それまでは、つめ替えたカートリッジをプリンタに取り付けて、通常通り印刷が実行されれば印刷は継続されます。ただし、インク残量やインク切れはカートリッジや印刷状況を見て注意してください。

Q&A一口メモもご参照下さい

ブラザー詰め替えインク

こんなときご確認ください対    処
注入後カートリッジからインクが漏れている。新聞紙などの上か流し場などに置いてインクの流出が止まるかどうか見る。止まらない場合、カートリッジが壊れていますので新しいものと交換してください。
止まった場合、インクの入れすぎです。周りに付着したインクを拭き取り、カートリッジをプリンタにセットしてください。
文字がかすれる。印字されない。色合いがおかしい。カートリッジがしっかりとセットされていますか?カートリッジをしっかりセット後、プリンタの取扱説明書に従ってヘッドクリーニング等を行ってください。
何度もリサイクルしたカートリッジを使用していませんか?複数回再生したカートリッジは劣化して印字品質が悪くなります。2~3回を目安に新しいものと交換してください。
他社のインクを詰め替えた後や純正カートリッジ以外のカートリッジに詰め替えていませんか?決して使用しないでください。使用後の純正カートリッジにご使用ください。(当社指定を除く)
色合いがおかしい。ソフトや用紙選択などプリンタの設定をご確認ください。高精細の写真等、再利用のカートリッジでは表現できないものもあります。またカートリッジの劣化により細かいドットを表現できないこともあります。画素数を少なくしたり印刷の調整を行ってください。
インクが衣類や皮膚に付着した。衣類に付着すると、完全にはとれません。付着による人体への影響はありません。
インクを誤って飲んだ直ちに本品を持参の上、医師の診断を受けてください。

Q&A一口メモもご参照下さい

HP15~HP141詰め替えインク

こんなときご確認ください対    処
注入後カートリッジからインクが漏れている。HP15.HP40.HP45タイプ以外の場合(中がスポンジタイプ)インクの入れすぎにより、インクが漏れています。漏れがとまるまで、新聞紙等の上に放置するか、インクをインジェクターで少し吸い取ります。その後カートリッジに付着した余分なインクを拭き取りプリンターにセットします。
HP15.HP40.HP45タイプの場合(中が空洞タイプ)エア抜きが不十分です。カートリッジの印字ヘッドを下にし、インクの漏れが止まるまでエア抜きを行ってください。   インクの注入量が少ない場合→カートリッジにインクを一杯に入れ、エア抜きをインクが止まるまで行ってください。   (※インクの注入量が少ないと、カートリッジ内が充分減圧できずインクが流れ出してしまいカートリッジの再生が出来ない場合があります。充分なインクで詰め替えを行ってください。
文字がかすれる。印字されない。文字がにじむ。インクによる、印字ヘッドの汚れが考えられます。プリンタの説明書に従ってカートリッジを取り外し、印字ヘッドの周りがインクで汚れているかどうかご確認ください。汚れていたら→ティッシュ等で印字ヘッドに傷をつけないように、印字ヘッドの周りの汚れをきれいに拭き取り、プリンタにセットして印刷します。  インクが出ていない場合は→プリンターにカートリッジをセットしヘッドクリーニングを行い、きれいに出るまでテストとヘッドクリーニングを5~6回繰返します。それでも出ない場合は濡れたティッシュの上にカートリッジを置き自然にインクをティッシュに吸取らせ、確実にインクを出させる。またはエア抜きを使用しインクを印字ヘッドから出るまで吸い出します。
文字がにじむ。上記の対処を行って、なおかつ文字がにじむ場合、ソフトや用紙選択、プリンタの設定をご確認ください。再利用のカートリッジでは表現できないものもあります。カートリッジの劣化により保水力が落ち、細かいドットを表現できないことがあります。インク量を少なくしたり、印刷の調整を行ってください。インクジェット専用用紙等、にじみにくい用紙を使用してください。
インクが衣類や皮膚に付着した。衣類に付着すると、完全にはとれません。付着による人体への影響はありません。
インクを誤って飲んだ直ちに本品を持参の上、医師の診断を受けてください。

Q&A一口メモもご参照下さい

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